TD-NMR (時間領域NMR) は、種子の油分や水分(ISO 10565)、粉砕後の残渣(ISO 10632)の測定に世界的に認められています。以下に示す場合において、特にその利用価値は高いと認識されています。
作物の価値を決定する上で、測定の精度と信頼性が重要な場合
テストラボで高い処理能力が求められる場合
研究のために、規格外の様々な種子を測定する必要がある場合
TD-NMRが最も信頼性の高い方法であると一般に認められているヒマワリの種子の測定
このアプリケーションには、2つのバージョンのMQC+が用意されています。
MQC+ Large Seedアナライザーは、通常、大粒の種子や種子量(40および80ml)に使用され、一般的に農作物の価値を決定するために使用されます。
標準的な方法
TD-NMRは、FOSFA(Federation of Oils, Seeds and Fats Associations)で採用されているISO 10565法で使用されています。
最小限のサンプル準備
サンプルをチューブに移し、計量してから分析するだけで、数秒で完了します。すり潰さずに「そのまま」で測定できます。
精度
TD-NMRはバルク測定法であり、粒径に関係なくサンプル中のすべての油分を測定します。TD-NMRは色の影響を受けないため、ヒマワリの種の測定に適した方法であり、米国農務省GIPSAの公式測定法として使用されています。
非破壊
同一のサンプルをMQC+で繰り返し測定したり、破壊的な方法で分析したり、栽培に使用したり、保存したりすることができます。
自動化オプション
MQC+ Small Seed Analyser はMQ-Autoと使用することで最大125サンプルの自動分析が可能になります。
簡易リニアキャリブレーション
たった3つのサンプルで、油と水のキャリブレーションができます。