粘度計は、スピンドルの回転運動とは逆方向に作用する液体の機械的抵抗を測定します。この結果、トルクが粘度計で認識され、粘度値に変換されます。回転式粘度計の精度は±1.0%で、測定範囲は1~200万mPa.sという高い測定範囲にもかかわらず、非常に精密な測定が可能です。
この粘度計は、例えばモーターオイルの品質管理に使用されています。モーターオイルは温度によって粘度が変化します。回転式粘度計は、まさにこのような用途に使用されています。タイマー機能により、回転式粘度計は操作者が設定した時間だけ独立して作動します。その間、測定データは回転式粘度計からRS232インターフェースを介してパソコンに転送されます。回転式粘度計用のソフトウェアを使用すると、温度プロファイルや粘度プロファイルをグラフや表形式で表示することができます。また、粘度計に直接プリンタを接続して、測定値を印刷することもできます。
粘度計は様々な環境に対応できます。高さ調節可能な脚部を使用して粘度計を水平にすることができ、測定スピンドルが常に被測定物の中で垂直になるようにします。これを助けるために、回転式粘度計の頭部には水平器が付いています。また、スピンドルを適切に配置するために、試験装置の高さを粘度計から約25cm調整することができます。
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