小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2は、設備機械エンジニアリングのあらゆる領域で使用されます。PNOZmultiを使用して、安全機能を安全に監視し、一般制御機能を経済的に実行することが可能です。
小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2はモジュラ設計:ベースユニットを選択し、アプリケーションのニーズに応じて必要な数の増設モジュールを選択します。
コンパクトなスタンドアロンベースユニットPNOZ m C0はモジュラ式でなく、増設も不可能です。幅22.5 mmで、安全リレーのように薄型ですが、安全コントローラのようにパワフルです。
ハードウェアとアプリケーションのコンフィグレーションは、どちらもソフトウェアツール PNOZmultiコンフィグレータで作成します。終了すると、コンフィグレーションがプログラムメモリにダウンロードされ、ベースユニットに挿入されます。コンフィグレーションは、試運転前にオフラインでシミュレーションでき、ハードウェアは不要です。
小型安全コントロールシステムPNOZmulti 2のベースユニットPNOZ m B1 Burnerを使用して、1つのソリューションで炉の安全監視と安全制御を同時に行えます。PNOZmulti 2はバーナー自体と炉全体のどちらも制御・監視するためです。柔軟でコンフィグレーション可能な自動電子バーナー制御システムの幅広い機能を再現できるため、バーナーファンクション (ファンクションブロック)を使用して、幅広いバーナーのアプリケーションをコンフィグレーションできます。たとえば、マスタバーナーまたはスレーブバーナー、ダイレクトイグニッションまたはインダイレクトイグニッション、低温モードまたは高温モード、その他多数の各種バーナーが含まれます。増設モジュールPNOZ m EF 4DI4DORDはEN 50156-1に準拠する4点の異種安全リレー出力を装備し、バーナーの安全バルブの制御も可能です。
Underwriters Laboratories (UL)のUL 60730-1およびUL 60730-2-5適合の認証書は、小型コントローラのベースユニットと選択したモジュールが炉の米国とカナダの国内安全規格の要件を満たしていることを証明します。これは点火設備の試運転時間を短縮できるため、現場のユーザにメリットがあります。バーナー管理システムは、ベースユニットPNOZ m B1 Burner、増設モジュールPNOZ m EF 16DIおよびPNOZ EF 8DI4DO、フィールドバスモジュールPNOZ m ES PROFINETおよびPNOZ ES PROFIBUSの認証を取得しています。その他もモジュールも追加されます!
UL 60730-1およびUL 60730-2-5は、石油、ガス、石炭、またはその他の可燃物質のバーナーの自動制御に使用される自動燃焼制御に関する規格です。UL認証により、企業やユーザは北米市場に参入できます。ベースユニットPNOZ m B1 BurnerはNFPA 85およびNFPA 86の要件も満たしています。NFPA 85はボイラーの安全性の向上、NFPA 86はオーブンの火災および爆発の危険性を最小化することを目的とする規格です。
PNOZmulti 2 Burnerは欧州規格EN 298、EN 50156-1およびEN 50156-2に準拠し、TÜVの認証も取得しています。
アプリケーションの利点:
柔軟かつ安全な炉の設計
複雑な安全アプリケーションも1台の小型コントローラで簡単に素早く実装できるため、設計およびエンジニアリング時間を大幅に短縮
多数のオートメーション環境や通信システムに接続可能
試験済み、認証取得のハードウェアおよびソフトウェアファンクションによる最大の安全性