複合サイクル腐食試験は、自然の大気腐食を屋内の試験所でシミュレートする上で実現しうる最高の手段を提供します。調査では、構成、形態、相対腐食率の試験結果は屋外のものに類似するというデータが出ています。
Q-LabのQ-FOG複合サイクル腐食試験機では、従来の塩水噴霧、「プロヒージョン(Prohesion)」試験およびほとんどの複合サイクル自動車試験の実施が可能です。Q-FOG試験機は幅広い試験要件に対応できる2サイズをラインナップしています。
Q-FOG複合サイクル腐食試験機は、市場に出回る試験機の中でも最もシンプルで信頼性が高く、使いやすさに優れた腐食試験機です
複合サイクル腐食試験
複合サイクル腐食試験以前は、従来の塩水噴霧(摂氏35度での継続的な塩水噴霧)が試験所での腐食シミュレーションの標準的な手段でした。しかし、従来の塩水噴霧法は屋外における自然の湿潤/乾燥サイクルを模擬するには不十分であったため、屋外との相関性が低い試験結果が出ることも度々でした。
Q-FOG複合サイクル試験機では、屋外条件を模擬するよう設定された反復サイクルを通して、試料が一連の異なる環境に曝されます。「プロヒージョン(Prohesion)」仕法のようなシンプルなサイクルは、塩水ミストと乾燥状態の2つのサイクルで構成されることが多々あります。より複雑な自動車試験法では、塩水噴霧と乾燥に加え、湿潤あるいは結露サイクルを組み込んだ多段階サイクルが必要となる場合があります。
一台のQ-FOG試験機で、一連の最重要腐食環境を周期的にシミュレートすることが可能です。極めて複雑な試験サイクルでもQ-FOGコントローラーで容易にプログラムすることができます。Q-FOG試験機が対応している試験仕法の詳細リストは、LF8110 - Q-FOG仕様、あるいは規格ページからご参照頂けます。
Q-FOG腐食試験機には2つのタイプがあり、SSPモデルは従来の塩水噴霧および「プロヒージョン」試験機能、CCTモデルは従来の塩水噴霧と「プロヒージョン」試験に加え、ほとんどの複合サイクル自動車用試験対応の相対湿度100%(結露)機能が加わったタイプになります。