フランジ型超音波レベル計は、Time-of-Flight(飛行時間)の原理に基づいています。センサーが超音波パルスを発し、媒体の表面が信号を反射し、センサーが再びそれを検出します。反射した超音波信号の飛行時間は、移動した距離に直接比例します。タンクの形状がわかっていれば、レベルを計算することができます。
フランジ型超音波レベル計の利点
非接触で、メンテナンスフリーの測定が可能です。
DC値や密度など、媒体の特性に影響されない測定。
充填や排出をせずに校正が可能
センサのダイヤフラムが振動することでセルフクリーニング効果があります。
フランジ型超音波レベル計の用途
超音波レベルセンサを搭載したフランジ型超音波レベル計は、流体、ペースト、スラッジ、粉体から粗いバルク材のレベルを連続的に、非接触で、メンテナンスフリーで測定します。誘電率、密度、湿度の影響を受けず、レベルセンサのセルフクリーニング効果により、堆積物の影響も受けない測定が可能です。
フランジ型超音波レベル計の設置方法
1:超音波レベル変換器を液体に対して垂直にしてください。
2:変換器はタンクの壁に近づけすぎないように取り付けてください。ブラケットが強い偽エコーを引き起こす可能性があります。
3:トランスデューサを入口から離して取り付けると、擬似エコーが発生しにくくなります。
4:変換器はタンクの壁に近づけすぎないようにしてください。タンクの壁に堆積したものが偽エコーの原因となります。
5:下図のように、振動子は乱流や泡による擬似エコーを防ぐために、ガイドチューブの上部に取り付けてください。ガイドチューブの上部には、液体の蒸気がチューブの外に出るようにベントホールが付いています。
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