UGE 300 NおよびUGE 400 N床下車輪旋盤は、鉄道車両に使用される車輪の加工用に設計されたCNC2重サドル型特殊旋盤です。主な用途は、大型鉄道車両(機関車)のホイールプロファイルとブレーキディスクを、車両からホイールセットを取り外すことなく再調整することです。これにより、車両の停止時間が大幅に短縮され、車両の利用効率が高まります。また、車両から取り外した単車のホイールセットや台車を再整備することも可能です。
機械はピット型基礎(レールの下)に設置され、ロールスルー方式での運用を可能にしています。
UGE 300 NおよびUGE 400 N床下車輪旋盤は、以下の作業を行うことができます。
-技術プログラムに従ったホイール形状の旋盤加工
-ホイールリムの内面加工
-限界加工溝の旋削
-車軸に取り付けられたブレーキディスクのフェーシング
-ホイールマウントブレーキディスクのフェーシング
-この工作機械は、2台のUGE 300 Nと2台のUGE 400 Nのタンデム構成で使用でき、同じ台車の2つのホイールセットを加工することが可能です。
主な特長
-一体型(モノリス)高級ねずみ鋳鉄をベースとしたコンパクトで非常に堅牢な設計により、工作機械の高い幾何学的安定性と最も効果的な振動減衰を保証。
-4 つの独立した駆動装置によるホイールセットの持ち上げと駆動の独自のシステムにより、ローラーの柔軟な加圧と駆動ローラーとホイール間の一定の接触を実現。
-タッチ式測定ヘッドによる自動的で信頼性の高いプロファイル摩耗測定(オプションでレーザーベースの測定も可能)。
-狭幅(経済的な)プロファイルの生産性の高い加工
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