レニショーの QC20-W ボールバーシステムは以下のものから構成されます。
ボールバー本体(両側に精密なボールを配した超高精度のテレスコープリニアセンサー)
2 個の高精度のマグネットマウント。機械テーブルと機械主軸または主軸ハウジングに保持されます。
使用時には、センサーのボールがマグネットカップに三点支持方式で保持されます。そして、ボールバーが、機械がテーブル上のマウント周囲を円形のプログラムパスに従って移動するときの半径方向の微小な変化を測定します。
収集したデータは PC に送られ、レニショーのソフトウェアで、ISO 230-4 や ANSI/ASME B5.54 などの国際規格やレニショー独自の解析レポートに準拠して、総合的な位置決め精度(真円度、真円度偏差)を算出できます。このレポートでは、一連の測定値からさまざまな機械誤差を診断するための独自の数学的解析を使用しています。データは、グラフや数値で表示でき、簡単に診断を行えます。
ボールバーのメカニズムについては、ボールバーテストについてのページをご覧ください。