危険物を輸送する船舶の安全要件や、ますます厳しくなる環境規制をクリアするためには、革新的なドライブコンセプトが必要です。
最新の技術を導入した新造船では、一軸駆動系に主機関から独立した第二の駆動系を追加しています。パワーテイクホームシステム(PTH)は、メインエンジンの故障時に船舶の操縦性を確保するものです。
製品・ケミカルタンカーを中心にPTHシステムの導入が進んでおり、安全・環境に対する意識の高まりがうかがえます。
MARHY®は、固定ピッチまたは可変ピッチプロペラ(FPPまたはCPP)を搭載したあらゆるタイプの船舶に使用でき、最大駆動力は60MWです。PTO / PTH / PTIの出力は、それぞれのプロジェクトの要件に適合します。
特徴
環境破壊のリスクを最小化するため、船級協会に準じた冗長駆動を採用
電気駆動モードでの排気ガス低減
駆動システムが直接利用でき、操縦性が向上したことで、危険物の積み下ろし時など、必要に応じて非常に速く加速することができるようになりました
電気駆動モードでの騒音・振動レベルの低減
運転中のメンテナンスが可能なため、ダウンタイムの短縮が可能です。
外洋で最適な負荷条件下でのみメインエンジンを運転することで、摩耗や汚損を防ぎ、メンテナンスの必要性を低減することができる
燃費向上
保険料の値下げ、レッカーサービス料金の値下げ、港湾使用料の値下げなど
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