RS PROの便利な圧着端子キットです。フランス式カラーコードの各種サイズの高品質な絶縁ブーツレースフェルール(別名: コードエンドフェルール又はワイヤエンドフェルール)が含まれています。これらのワイヤフェルールは、0.5~10 mm²のサイズで、ボックスにコンパートメントごとに分けて収納されているので、簡単に選ぶことができます。このキットは携帯可能なので、導体を終端する際に作業場所に関係なく必要なすべての端子サイズを持ち運ぶことができます。
ブーツレースフェルールとは
ブーツレスフェルールとは、プラスチック製の色分けされた成形絶縁カラー付きの金属製チューブ又はフェルールのことです。フェルールは、より線ワイヤ又はケーブルの端に被せて圧着してから、ねじ又はスプリングクランプ接続に挿入します。
ブーツレースフェルールを使用する場面
より線ワイヤの端の被覆を剥いて、ねじ端子に直接取り付けると、ねじの圧力でより線が自然に広がります。外れてしまうより線もあります。この場合、電気接続の品質が低下し、短絡が発生する原因にもなります。棒状圧着端子を使用すると、フレア型の絶縁ファンネルがすべてのより線を捉えます。これらのより線は、フェルールチューブ内でまとめて圧着されます。圧着されたフェルールを端子に挿入して、電気接続を確立します
特長と利点
• 絶縁体がフランス式カラーコードで色分けされているため、フェルールサイズの識別が簡単
• 優れた電気接続
• 圧着した端子は、ワイヤの端を劣化させることなく、接続部から繰り返し挿抜可能
• 持ち運びやすく、コンパクトで整頓された収納が可能
• サイズ別に並んだ、マーク付きの8つのコンパートメントにより選択が簡単
• 透明なプラスチック製カバー
用途情報
ブーツレースフェルールは、ねじ端子や端子台に挿入するより線に使用されます。主な用途には、コンシューマーユニット、回路ブレーカ、電気制御パネル、より線接続が必要なあらゆる機器などがあります。
質問と回答
ブーツレースフェルールの圧着方法
適切なサイズのブーツレースフェルールを選択して、ワイヤの端の被覆を剥きます。ワイヤを端子と同じ長さにカットして、より線をより合わせます。より線がチューブの端に揃うまで、棒状圧着端子をワイヤ端に被せます(絶縁カラー側から)。ラチェット式圧着工具又はフェルールクリンパを使用して、フェルールの金属チューブを圧着部(サイズマークの示す位置)に挿入します。ラチェットが解放されるまで工具のハンドルを絞ります。ラチェット圧着工具の使用をお勧めします。完全な圧着サイクルが完了するまでハンドルがロックされたままになり、不完全な圧着を防止できます。これで、圧着されたワイヤの端を接続端子に挿入できます。