RS PRO タイプK/J熱電対温度センサは、IEC584標準に準拠しています。この高耐久熱電対は316ステンレススチール編組で覆われている長さ2 mのガラス繊維絶縁ケーブルを使用し、頑丈な設計になっています。表面温度を測定するために、プローブは内径6 mmのステンレススチールワッシャで終端されます。この熱電対温度センサは、応答時間の短い接地型測温接点を備えています。
熱電対の測定原理
熱電対は、幅広いさまざまなプロセスで温度測定に使用するセンサです。異なる金属の2本のワイヤを2か所の先端部で接触させて、2か所の接点を形成します。熱接点(測温接点)は、温度測定対象の本体に接続します。冷接点(基準接点)は、既知温度の本体に接続します。測温接点を熱源に配置すると、この接点と基準接点の間に電圧差又は電位差が発生します。この電圧は、熱電対参照表を使用して温度測定値に変換されます。このプロセスは、ゼーベック効果とも呼ばれています。
接地型溶接測温接点とは何ですか?
接地型溶接測温接点の場合、2本の熱電対ワイヤと被覆が溶接されて、プローブ先端で1つの接点を形成します。これらの熱電対は、熱が簡単に伝達されるようにシースに直接接触しているため素早い応答時間を実現しています。
表面熱電対とは
この熱電対は、表面温度の測定用に設計されています。ほとんどの熱電対には検出先端があり、熱電対ワイヤの端はこの部分で被覆又は保護チューブに覆われています。したがって、この製品は、表面温度を測定できません。表面温度測定熱電対の場合、露出した溶接ワイヤの接点はマグネット、接着パッチ、ワッシャ、ボルトに格納されており、表面にしっかりと固定されます。この熱電対センサは取り付けと利用が簡単です。センサの端にあるワッシャは、ボルト又はリベットの下に簡単に取り付けられます。