RS PRO製高品質、高信頼性のPt100 PRT(白金抵抗温度計) / RTD(測温抵抗体)検出プローブです。このRTDプローブは、直径6 mmの硬質316ステンレス製シースにセンサ素子を収納し、堅牢な構造になっています。リード線には、耐久性と柔軟性に優れたPFA (ペルフルオロアルコキシ)樹脂が施されているため、絶縁性を有し、厳しい環境での使用に最適です。この白金抵抗温度計は、さまざまな用途において高精度で信頼性の高い温度測定を実現します。
RTDとは
RTDは、金属と温度の相関関係に基づく温度センサの一種です。金属は温度が上昇するほど、電流への抵抗が大きくなります。この抵抗を測定し、温度の読み取り値に変換することができます。「Pt100 RTD」の「Pt」は白金(白金線又は白金薄膜)を表し、「100」は温度センサに0 °Cで100 Ωの抵抗があることを意味します。白金は、広い範囲の温度に対して抵抗が直線的に変化するため、最も信頼性の高い金属です。
Pt100プローブとは何ですか?
Pt100プローブは、最も頑丈なRTDです。Pt100温度センサ素子は、金属製シース又はプローブの内側に取り付けられます。これにより、センサ素子が測定されたときに、周囲の環境による損傷から保護されます。プローブのもう一方の端は、温度測定装置に接続された絶縁3線ワイヤテールで終端されています。
特長
• 高精度出力を備えた高安定性センサ素子
• IEC60751クラスAの精度 / 許容差
• 温度測定範囲: -50 → +250 ° C
• センサ素子を保護するための耐腐食性316ステンレススチール製シース
• PFA絶縁体は幅広い温度範囲に対応し、柔軟性、高い機械強度と耐薬品性があり、厳しい気候条件に対する保護を提供します。
• 高精度測定のための3線式リードテール
用途
これのPRTセンサプローブは堅牢な設計により、様々な汎用産業用途に最適です。
• 空調/冷蔵
• 化学工業
• プラスチック加工
• ストーブ・グリル
• 空気、ガス、液体の温度測定
• 排気温度測定
• 食品加工
• 研究所
よくある質問
PRT温度センサはどのように機能しますか?
PRT温度センサは、センサ素子(又はプロセス端)を装置に取り付けるか、温度測定を必要とするプロセスに組み込むことで動作します。白金抵抗器温度計の温度が上昇するほど、電流への抵抗が大きくなります。温度が1度上昇するたびに、電気抵抗も設定された比率によって変化します。この比率は温度係数と呼ばれます。材質が白金の場合、この比率は0.00385 Ω/Ω/°Cです。すなわち、Pt100(抵抗が100 Ω)の場合、温度1 °Cあたりの抵抗上昇値は0.385 Ωになります。そのため、総抵抗値を測定して温度に変換できます。
抵抗の測定方法
温度センサーから生じる抵抗値は、いずれかのワイヤに電流が流れて電圧が生じることによって測定されます。この電圧は適切なブリッジ又は電圧計を使用して測定され、オームの法則(R=V/I)により抵抗値を計算します。抵抗が分かれば、校正式又はPt100の一覧表を参照して温度測定値に変換することができます。測温デバイス又はキャリブレータをプローブのリード線に接続して、測定された抵抗値を温度の読み取り値に自動的に変換することもできます。