CANTILEVERポンプ
ポンプ本体は液中に浸漬され、モーターは腐食領域を避けて取付板の上に設置されています。オーバーサイズのヘビーデューティーボールベアリングにはグリースフィッティングが付いており、腐食エリアから離れた取り付けプレートの上に配置されています。これは、液体中にベアリングが存在しないことを意味し、シールやベアリングブシュ、ベアリングアセンブリは、液体やガス蒸気によるベアリングの汚染を防ぐために密閉されています。これにより、ポンプは損傷のリスクなしに空運転することができ、信頼性の高い運転とコスト削減を実現しています。取付板の形状や寸法、吐出フランジの位置やコラムの長さをカスタマイズできるので、設計者やエンドユーザーは、サンプやタンクの板やフランジに合わせることができます。吸引ストレーナーと吸引エクステンションはご要望に応じて、PTFEリップシールを装着して防湿構造にすることも可能です。
用途
カンチレバーポンプは、大きな固形物や長い固形物を含むスラッジ、スラリー、液体に使用されます。また、排水槽、油水槽、タンク移送、食品加工、地下水開発・灌漑、重油、オイルサンド・シェール、製紙原料、汚水収集・処理、シャワーポンプ、スラリー処理・移送などにも使用されます。
施工バージョン
一般的な設置方法。カンチレバーポンプは、サンプ/タンクの上部に設置され、レベルコントロールなしで動作します。液面がポンプの「呼び水穴」よりも上にある状態では、ポンプは正常に作動しますが、液面が吸い込み口よりも下になると、ポンプは呼び水が切れて空回りしてしまいます。液面がポンプの「呼び水穴」に到達すると、ポンプは再び動き出します。
---