回折型光学素子(DOE)
回折光学素子(DOE)を使用することで、レーザースキャニング装置のレーザビームの形状や分割を行い、様々なアプリケーションでシステムの性能を向上させることができます。
DOEトップハットスクエア
DOEは、光学素子の中に組み込まれた薄い微細構造を用いて、入力されたレーザービームを様々な出力プロファイルや形状に変化させる位相素子です。
例えば、マルチスポットDOEは、1つのスキャンヘッドで並列処理を可能にし、スループットの向上とレーザーパワーのフル活用を実現します。また、トップハット型のビームシェーピングDOEは、フォーカルスポットに一定の放射照度を与えることで加工品質を向上させます。
DOE アキシコンベッセル
SCANLABの姉妹会社であるHOLO/OR社は、標準的な回折光学素子を幅広く提供しています。これらの光学素子は、ビーム成形用(Top-Hat、M-Shaper、Ring Generator、Line Generator、Homogeniserなど)、ビーム分割用(Multi-Spot 1×NまたはM×Nマトリックスなど)、フォーカルシェイピング用に分類されています。また、ご要望に応じて、特定のアプリケーションの仕様やニーズに応じたカスタムデザインも可能です。
統合スキャンキット
SCANLABとHOLO/ORは、ガルバノメーターベースのレーザースキャニングと回折光学系における60年以上の経験を活かして、スキャンヘッド、F-θ、DOEを組み合わせた統合ソリューションを提供するとともに、レーザ光源も考慮し、実際にイメージフィールド全体で望ましい結果が得られるようにしています。
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