製品情報
高電離放射線環境下(耐強誘電破壊)の用途に
ショット・アドバンスドオプティクス事業部は分散特性の異なる各種耐放射線ガラスを提供しています。
• BK7G18
• LF5G19
• LF5G15
• K5G20
• LAK9G15
• F2G12 and
• SF6G05.
これらの硝種は、放射線量が高い環境での使用に適しています。
組成にセリウムを添加することにより、光学ガラスは、電離放射線によって生じる透過損失に対して安定化させることができます。添加されたセリウムが、UV領域の透過範囲を長波長側へシフトさせ、ガラス固有の色から黄色を帯びた色調に変化をもたらします。初期の着色を最小限に保ちながら放射線に対する高い安定性を達成するためセリウム含有量を最適化することに成功した製品です。
耐放射線特性は、硝種により異なるなか、BK7G18やLF5G19などは特に優れた特性です。
通常、LAK9G15を除くすべての耐放射線ガラスは、光学ガラスカタログに基づく標準泡品質でご用意可能です。
LAK9G15では、直径0.03㎜以上の泡における泡の断面積合計の最大許容値は、100㎝3あたり0.1㎜2です。
このガラスタイプでは、直径0.03㎜未満の多くの異物が存在することが一般的であり、製造方法により避けることができません。
耐放射線ガラスはカットブランク、プレス品、ロッド、又は光学コンポーネントの形状で提供します。
ガラスの在庫状況を常時保証しているものではありませんので御注文時には、事前にご連絡ください。
特長
• 高い内部品質
• 研磨およびコーティング可能
• 高均質性
技術詳細
品質保証
• ご要望に応じて屈折率、分散値、透過率の検査証明書の対応も可能です。
• 内部品質およびセナルモン法による応力複屈折の試験では、高精度な顕微鏡および応力測定を準備しております。
• 光学的な均質性を測定する際には直径24インチの開口まで干渉計により測定可能です。