Co-Senseシリーズは、複雑なサンプル処理ステップを自動化することにより、LC-MS操作の効率化を目的とした自動サンプル処理システムです。これにより、面倒で時間とコストのかかる手作業が不要になります。また、LC-MSの制約にとらわれることなく、HPLCで目的成分を分離するためのパラメータを自由に設定することができます。Co-Senseシリーズは特に医薬品中の不純物の構造分析に適しています。また、生命科学分野や化学工業分野でのLCMS測定、例えば生体内の代謝物の研究や化学合成における副反応の分析にも有利です。
サンプル処理の完全自動化
サンプルの導入、目的成分の精製、濃縮、脱塩から、溶媒交換、NMRサンプルチューブへのフラクションの回収、LCMSシステムへのサンプルの供給まで、すべてのサンプル処理ステップが自動化されています。その結果、生産性が向上するだけでなく、手作業特有のオペレーターのミスをなくすことができる。また、サンプルはオンラインで連続的に処理されるため、不安定なサンプルでも確実に測定できます。
目的成分を従来のLC-NMRやLC-MSの数倍から数十倍に濃縮できるため、S/N比の高いNMRやMSスペクトルが短時間で得られ、測定スループットが向上します。
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