試料にリン酸と酸化剤(過硫酸塩)を加え、紫外線照射下で加熱し、試料中のTCを二酸化炭素に変換する。この二酸化炭素はキャリアガスとともに除湿器を経由してNDIRサンプルセルに流入する。二酸化炭素のピーク信号の面積が測定され、このピーク面積はあらかじめ用意された検量線を用いてTC濃度に変換される。
IC測定
試料をリン酸で酸性化し、スパージして試料中のICを二酸化炭素に変換します。この二酸化炭素をNDIRで検出し、TCと同様に試料のIC濃度を測定します。
TOC測定
TC濃度からIC濃度を差し引くとTOC濃度となる。
NPOC測定
試料をリン酸で酸性化し、スパージしてICを除去する。ICを除去した試料のTC(=NPOC)をTC測定と同じ方法で測定し、NPOC濃度を求める。
全TOC分析計の操作、制御、データ収集は、強化されたソフトウェアが動作するパーソナルコンピュータで行います。
ウィザードにより、測定と校正の設定を簡単に入力できます。
パスワード入力やオペレータのアクセス制限など、総合的なセキュリティ機能を搭載。
すべての情報はファイルとしてパソコンに保存され、参照や再利用が可能。
測定条件や測定結果はEXCELなどのアプリケーションソフトに出力したり、他のアプリケーションソフトから入力することができます。
TOC-V湿式シリーズには、超高感度測定を実現する高感度NDIRを搭載しています。
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