SDG1000Xは、60 MHzのチャンネル帯域幅における制限を超えて、専用回路による高性能な矩形波出力を実現します。
SDG1000Xシリーズの最大帯域幅は60 MHzながら、60 MHzの矩形波出力においても高いパフォーマンスを発揮します。
4.2 ns未満の立ち上がり/立ち下がり時間
パルス出力時と同等のジッタ性能を持つ矩形波出力
革新的なEasyPulseテクノロ
従来のDDS方式では、サンプリングレートと出力周波数の関係が整数倍でない場合、1サンプリング周期のジッタが発生しますが、EasyPulseテクノロジーはこの課題を完全に解決することができます。低ジッタの矩形波とパルスの出力に加え、以下のような利点があります。最大150 MHzのパルス周波数
立ち上がり時間と立ち下がり時間を個別に最小1 nsまで調節可能
パルス幅は最小3.2 nsまで微調節が可能
最小0.001%のデューティ比
低ジッタ
TrueArbテクノロジ
TrueArbテクノロジーは、従来のDDS方式よりも低ジッタかつ低歪みの出力が可能です。また、任意波形をポイントごとに出力する機能も備えています。波形データを漏らすことなく出力できる他、次のような利点があります。20 Mptsのメモリ長(任意波形)により詳細なデータを保持
16 bitの垂直分解能、優れた信号忠実度
標準付属のPCソフト「EasyWave」で、目的に応じた任意波形を生成・出力
優れた信号生成能力
SDG1000Xは、様々な変調方式やスイープ、バースト出力、信号合成に対応した波形生成機能を搭載しています。内部信号、外部信号、手動操作のいずれかをトリガソースに設定することができます。AM、FM、PM、FSK、ASK、PSK、DSB-AM、PWMの変調方式に対応
線形スイープと対数スイープに対応
「Nサイクル」と「ゲート」の2つのバーストモードに対応
ノイズ、変調信号、スイープ、バースト、任意波形の合成にも対応する、2チャンネルの合成波形出力機能を搭載
高調波機能による信号の合成過程のシミュレートが可能