SIGLENT SDS2000X HDシリーズは、12 bit ADCと低ノイズのフロントエンドの採用により、従来の8 bitオシロスコープに対し、16倍の信号分解能を誇る次世代型オシロスコープです。
細部の表示や測定精度、電圧オフセット、確度といった面でも、従来型の8 bitオシロスコープより優れています。
優れたユーザーインターフェース
SDS2000X HDは、解像度1024×600の10.1インチマルチタッチスクリーンを搭載し、外付けのマウスとキーボードによる操作をサポートしています。マルチタッチジェスチャに対応した静電容量式タッチスクリーンにより、タッチ操作でトレースの移動やスケール変更ができるため、操作効率が大幅に向上します。
SDS2000X HDは、webブラウザを介してスペクトラムアナライザを制御することができるため、時間の短縮や遠隔操作の簡素化、操作ミスの低減を図ることが可能です。
電源制御ループ応答解析
(ボード線図)
電源設計において、安定性は非常に重要な指標の1つです。一般的に、この安定性の測定には特殊な周波数応答アナライザを必要としますが、非常に高価です。SIGLENTはこの課題に対し手ごろなお求めやすい価格で最高のソリューションを提供します。内蔵の信号発生器やSIGLENTのスタンドアロンタイプの信号発生器をオシロスコープで制御し、測定対象の振幅や位相周波数応答のデータをボード線図として表示することが可能です。用途によっては、高価なネットワークアナライザの代替にもなる機能です。
強力な測定機能
SDS2000X HDは、水平、垂直、各種、CH遅延の4つのカテゴリに分かれた、合計50種類以上のパラメータ測定をサポートしています。ゲート機能による測定期間の指定も可能です。また、本機能は演算波形、参照波形、ヒストリ波形においても利用することができます。