インナーリング(図1)は、ラジアルシャフトシール用の対向面を、シャフトの焼入れや精密加工なしに、簡単かつ迅速に提供することができます。インナーリングは、磨耗した部分などに押し込むだけで装着できます。インナーリングとSKFラジアルシャフトシールは、完璧なシーリングシステムです(図2)。
十分な幅のある内輪を使用すれば、シールの対向面として、また針状ころ軸受の軌道面として、両方の機能を果たすことができます。
内輪は、シールやカウンターフェイスの使用条件が 厳しい用途、特に固形物がシールに到達する可能性が ある用途や、研磨性充填材入りのPTFEシール材を使用す る用途に推奨されます。
シールの摩耗やシャフトの損傷が予想される用途では、 SKFは機械の運転前にリングを取り付けることを推奨 します。このような用途では、機械の運転開始前にリングを取付けることをお勧めします。リングを最初から取付けることで、シャフトを再加工する必要がなくなり、元のシールサイズを交換用として使用することができます。
サイズ範囲
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