全画素オートフォーカスやハイダイナミックレンジ(HDR)など、多種機能を搭載したスマートフォンのサブカメラ向け小型イメージセンサー
スマートフォンのメインカメラ用イメージセンサーと同等の多種機能を搭載した、サブカメラ向け小型イメージセンサー「IMX858」。
メインカメラ用イメージセンサーとのスムーズな連携をめざし、暗いシーンでもピントを合わせやすい『全画素オートフォーカス』や明暗差が大きい環境でも鮮明な撮影を可能にする『ハイダイナミックレンジ(HDR)』など、これまでメインカメラ用イメージセンサー中心に搭載されていた多数の機能を導入。さらに、カメラ間の切り替えをスムーズにするマルチカメラシンクシステムを当社のモバイル用イメージセンサーとして初めて搭載し、スマートフォンユーザーの複眼撮影体験の向上に貢献します。
広角/超広角/望遠でもフォーカス合わせに迷わない。全画素オートフォーカスを搭載
IMX858は、撮像用画素のすべてを位相差検出用画素として使用する全画素オートフォーカス機能を搭載。これにより、広角、超広角、望遠の撮影でも高速かつ正確なオートフォーカスを実現します。
小型イメージセンサーながら、明部から暗所までノイズの少ない撮影を実現
IMX858は、2露光のHDR合成機能を搭載。これにより、小型センサーながら、明部から暗部まで広いダイナミックレンジを確保できるため、明暗差が大きいシーンでも肉眼に近い撮影や、暗所でのノイズ低減を実現します。さらに、4Kクオリティで30fpsのHDR動画も撮影でき、よりクリエイティビティあふれるコンテンツ撮影をサポートします。
独自のマルチカメラシンクシステムを初搭載
複数のカメラを搭載するスマートフォンでは、カメラの切り替え時に画角や色合いなどが不連続になったり、同時に複数のセンサーを動作させることで、消費電力が増加するという課題がありました。
IMX858は、当社独自のマルチカメラシンクシステムを搭載。これにより、カメラ設定の高速化やセンサーの電源制御の最適化が可能となり、カメラ間のスムーズな切り替えと低消費電力の両立を実現します。