炭素鋼球の場合、ケースハードニングよりも製造が難しく、鋼を組織が変化する転移温度以上に加熱し、その高温状態を維持するように急冷することで、ケースハードニングよりも弾力性があり、長寿命の製品を製造しています。
メリット
スルーハードニング処理された高炭素鋼球は、ケースハードニング処理された球よりもはるかに重い荷重を扱うことができ、より長持ちします。高炭素鋼球は高価ですが、クロム合金球よりはるかに安価であり、耐久性とコストパフォーマンスのバランスが取れています。また、表面だけでなく内部まで均一に硬度を高めているため、ミスアライメントが発生した場合でも剛性が高く、高い応力に対応することができます。
使用方法
高炭素鋼球は、自転車、ローラースケート、ショッピングカート、錠前などに使用されており、日常生活の荒波に耐えることができることを証明しています。
国際同等品
AISI 1065-85、EN8-9、C85 Wks 1.1269
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