SAFIR S32オートドローイングシステムは、フィラメント糸を使用して、屋外用保護生地、レジャーウェア、裏地、テクニカルテキスタイル用の生地を作るのに最適です。
このシステムは、移動式ドローイングマシンと1台若しくは複数の固定ドローイングステーションで構成されており、全自動で糸を筬とヘルドに引き込みます。SAFIR S32は、最大8本、12本、または16本のヘルドキャリアロッドで利用できます。最終的に、糸シートがヘルドと筬に完全に引き込まれた状態となります。ドローイングされたビームは ハーネストラックを使用して織機に運ばれるか、一時保管も可能です。
このシステム設計は、非常に高いドローイング性能を提供すると同時に、既存のスペース内でのシステム配置に最大限の柔軟性を持たせることができます。工場内での部材移動に高い適応性を持ちます。
SAFIR S32の主な特長
• 人間工学に基づいた設計、ピクトグラム、状態に応じたサポートメッセージにより、操作担当者のハンドリングとプログラミングをサポートします。
• このシステムは、あらゆる製織現場に導入できます。必要なスペースは最小限で、システムは様々なセットアップで最適な配置が可能です。
• 2本ビームのフィラメント応用においては、4つのクランピングレールを備えたレイヤー&オフセット管理オプションが利用可能であり、経糸準備における最高のパフォーマンスを支援します。
糸の種類
• マルチフィラメントとファインモノフィラメント
• 綿と混紡糸(カード糸、コーマ糸)
• 1.1–67 tex, Ne 532–9, 11–670 dtex, 10–600 den, Nm 900–15
アクティブワープコントロール2.0による生産性の最大化
ストーブリの最先端技術「アクティブ・ワープ・コントロール2.0」(AWC 2.0)の目的は、100%制御された縦糸の識別と取り扱いにより、効率的な下流製織プロセスで最高の品質と信頼性を実現することです。標準バージョンでは、SAFIR S32はAWC 2.0ダブルエンド検出を搭載しており、ウィーバーは完璧にハーネスで引き込まれるメリットがあります。アプリケーションに応じて、リピート検出やリピート管理(色またはS/Z方向)などの追加オプションが利用可能です。AWC 2.0は、繊細な色のニュアンスを検出します。
AWCレイヤー&オフセット管理によるダブルワープビーム用途向け
ドローイングイン・ダブル・ワープ・ビーム・フィラメント・ワープ(カーテン用など)の最高性能を実現するため、ストーブリは新しいAWCオプション「レイヤー&オフセット管理」を提供しています。このオプションは、4本のクランプレールで作られたダブルクランプシステムによってワープシートを独立してクランプすることを可能にし、引き込みプロセス中に2つの糸層を簡単に調整し、完全に位置合わせすることができます。これにより、引き込み速度の低下を防ぎます。