1999年以来、STはイメージ・センサの設計および製造において業界をけん引しています。エントリ・レベルのVGAから24Mピクセルまでの幅広いイメージ・センサを含む製品ポートフォリオをもち、数億ピクセルに対応した製品の開発も進められています。STは幅広いイメージング・ソリューションを提供するとともに、CMOSイメージ・センサ、CMOSフォトニクス・センサ、プロセッサおよびCISファウンドリなどの製品により継続的にお客様をサポートしています。イメージング分野の設計および製造チェーンのすべてを管理するるSTは、すでに実績のある多数のカスタム・センサ、ISP、およびイメージング・モジュールを通じて、ユーザにカスタム設計サービスを提供しています。
STのイメージ・センサは現在、自動車、セキュリティ、ゲーム、医療、およびハイエンド・カメラといった市場で増大する画像処理アプリケーションに対応しています。ワイヤレス業界においてもリーディング・サプライヤであるSTは、提供する製品の様々な面から革新を進めています。STがはじめて製品化した拡張被写界深度(EDoF)機能搭載のカメラ・モジュールは、従来の固定焦点(FF)手法にはない高度な画像を実現しました。広範なシステム-オン-チップ(SoC)のノウハウを活用して、ピクセル・アレイを形成したシリコン・ダイ上に、オートフォーカス(AF)ドライバやレンズ・シェーディング補正(LSC)アルゴリズムなどのさまざまな機能と、ハイ・ダイナミック・レンジ(HDR)技術といった革新的なソリューションを適切なコストで集積しています。
STはシリコン・プロセス開発の最前線において、最先端のBSI(裏面照射)技法やピクセル間クロストークに対する効果的な対策となるDTI(Deep Trench Isolation)などの革新的な設計を持つ新製品に向けて、CMOSイメージ・センサ専用の自社製造体制を増強しています。