XenoWorks®デジタルマイクロインジェクターは、主にトランスジェニック哺乳類のワークステーションや、付着細胞、線虫、ショウジョウバエ、ゼブラフィッシュ、ゼノパス、ウニの注入用に設計されています。このマイクロインジェクターは、卵子や胚を保持することができると同時に、DNAの前核マイクロインジェクションや胚性幹細胞を胚盤胞に移植する際の穏やかなコントロールのための独立した圧力チャネルを提供します。このマイクロインジェクターは、2つの独立した圧力チャンネルを採用しています。ホールド」と「インジェクション/トランスファー」の2つの独立した圧力チャンネルを採用しており、これらはリモート・ユーザー・インターフェースで制御されます。
ホールドポートは、浮遊細胞を穏やかに保持するための独立した真空チャンネルで、必要に応じてオン/オフを切り替えることができます。反応の良いロータリーコントロールは、必要なホールドの度合いに応じて圧力を上下させるために使用されます。
インジェクター/トランスファーポートは、フェムトリッターからマイクロリットルの容量のインジェクション用の高圧と、胚性幹(ES)細胞のトランスファー用の穏やかな正圧/負圧の両方を供給できる第2のチャンネルです。トランスファーチャネルには5つのレンジ設定があり、それぞれのアプリケーションやユーザーの好みに合わせてシステムを最適化することができます。また、ピペットが目詰まりした際に使用できるクリア機能も搭載しています。このチャンネルでは、バランス圧と組み合わせて、連続またはパルスの2つの注入モードが利用できます。連続モードでは、ハンドスイッチまたはフットスイッチを押している間、マイクロピペットの先端に注入圧力がかかります。パルスモードでは、注入圧力は、0.01秒単位で設定できる正確な時間の間適用されます。注入時間と圧力は、リモートインターフェイスのロータリーコントロールで簡単に選択できます。
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