通信変換器 Lory

ワイヤレス

LoRaは、センサーネットワーキングのための無線通信技術であり、少量のデータを長距離に伝送できるLPWA（Low Power Wide Area）通信システムです。Loryは、LPWA技術の一つである「LoRa」を利用した無線通信モデムです。Loryは、Wi-Fiや3G/LTEなどの無線モバイル回線がなくても使用でき、電波が届かない遠隔地でもGPS情報をもとにメールや現在地を送信することができます。これは、人里離れた荒野のハイキングやトレッキング、旅行、釣りなどの際に役立つほか、工事現場や鉱山、船舶など、無線接続が制限されている場所でも利用できます。さらに、Loryは、自然災害によりモバイル通信ができなくなった場合のメッセージの送受信にも使用できます。 優れた携帯性 Loryは、Bluetooth（BLE4.1）が利用可能な名刺サイズのデバイスで、スマートフォンなどのスマートデバイスとペアリングすることで動作します。Loryは、ワイヤレス接続により空間的な制約を克服し、ポケットやバッグの中に入れたり、アクセサリーとして使用することができます。 低消費電力デバイス コレクティブ・システム・ベースの低電力ノウハウにより、Loryは最大で24時間の連続使用が可能です。また、無通信時や未使用時には自動的に低電力モードになるなど、消費電力を最小限に抑えた環境にやさしい製品です。 長距離通信 長距離に特化したLoRa技術とシステムベース独自の通信技術を組み合わせることで、Loryは都市部では最大2km、空き地では最大10kmの範囲をカバーします。基地局の影響でネットワークが届かない場所でも、通信可能です。