DynTHERM TGAは特許取得済みの*磁力サスペンションバランスを採用した高度な重量測定装置で、高圧条件下やさまざまなガス・蒸気や水蒸気の存在下、および最大1700°Cまでの室温下において材料の重量の変化を計測できます。ガス&蒸気注入および混合デバイスを柔軟に選択できるため、組成と反応性雰囲気の圧力を正確に制御できます。20年以上にわたって培ってきた経験と数多くのお客様の現場での実績を駆使して設計および構築されたRubothermシリーズのDynTHERM TGAは、あらゆる高圧重量分析装置の中で最も幅広い温度範囲と圧力範囲に対応し、アプリケーション関連分析の業界標準となるものです。
特長とメリット:
非接触式のサンプル計量によってサンプルセルとバランス間を気密分離し、サンプルセル内の反応ガス、圧力、温度によってバランスが破損するリスクを低減
サンプル反応セルを金属密封することで、腐食性、爆発性、毒性反応ガスを高温条件まで、および真空条件から高圧条件下で測定を実施することが可能
独自の自動サンプル分断機能により実験中にバランスの風袋引きを行い、競合他社の装置で必要とされるような手動バランス較正を行うことなく、長期間にわたって比類のないベースライン安定性を備えた非常に正確な測定を実施可能
反応ガスにより浸漬したサンプルセル全体を加熱することができ、高圧または高湿度条件環境でも水蒸気、CO2、アンモニア等の反応ガスの結露を防止可能
発生ガス分析向けに統合されたガスサンプリングによる高精度な反応性雰囲気制御を実現する高度なガス&蒸気注入、混合、圧力制御システム
幅広く動的な重量測定範囲とサンプル容量によって、典型的なサンプルに加え、大型のサンプルや重量のあるサンプルを計測することが可能