TAインスツルメンツは本日、電池セル内の微小な電気化学反応を測定するために特別に設計された強力な等温マイクロカロリーメータ(IMC)であるTAM IV Micro XLを発表しました。 大型の試験チャンバーを装備したこの装置により、科学者やエンジニアは、アプリケーションに特化したバッテリー形状に対応するカスタムサイズのバッテリーホルダーを製作することができます。 パウチ型電池、コイン型電池、ペースメーカー電池、携帯電話用電池の実験を、受動的な保存条件下で、あるいは電池サイクラーと組み合わせて実施し、電池の充放電力学を評価することができます。
TAM IV Micro XLは、自己放電中のリチウムイオン電池のマイクロワット以下の変化を検出できます。 このシステムを用いて得られるパラメータにより、試料の安定性を定量的に評価することができます。 IMCサーモグラムの形状は、バッテリーセル内で発生するリアルタイムの反応速度(反応速度)を直接測定するものです。反応速度を把握することは、製品の保存期間や安全性の目安となります。 反応速度以外にも、熱安定性の評価に使用できる重要なパラメータがあります。 より詳細な分析を行うことで、電池の放電・充電過程の熱力学的特性を把握することができ、電池のサイクル寿命やエネルギー密度を評価する上で重要な、根本的な寄生反応を理解することができます。
「TAインスツルメンツのマイクロカロリメトリ・プロダクトマネージャーであるニール・デマース氏は、「リチウムイオン電池市場は成熟期を迎えていますが、安全性、エネルギー密度の向上、電池セルのサイクル寿命の延長を達成するために、終わりなき努力が続けられています。
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