TABER® Multi-Media Abraserは、ほとんどの液体、粉末、ペースト、半固形物の相対的な研磨性を測定するための再現性のある方法を提供します。 TABER®ロータリー磨耗試験機と組み合わせて使用することで、これらの媒体がさまざまな部品に接触したときにどのような摩耗を引き起こすかを評価することができます。
マルチメディア研磨機で利用されている滑り摩耗の概念は、最初に様々な種類の接着剤とシーラントの処方を評価するために利用されました。 実験室で観察された摩耗量は、さまざまな接着剤配合が自動車製造現場のポンプなどの可動部品に引き起こす摩耗量とよく相関していました。 この研究の詳細は、Adhesives, Sealants & Industry誌1997年2月号の記事「New Tests for Determining Adhesive Abrasivity」(2.8MB)に要約されています。
説明
試験する媒体は、底に交換可能なステンレス鋼の摩耗ディスクを含む試料皿に入れられます。 皿が回転すると、一体型のドライブシャフトが歯車を動かし、スプラインシャフトを回転させます。 シャフトの根元にはピンホルダーがあり、交換可能な3本の高級真鍮ピンが試料皿と反対方向に回転します。 試験液が真鍮ピンとステンレス製ウェアディスクの間を流れるとき、材料が研磨剤として作用し、摩耗を引き起こします。
幅広い粘度の材料を試験するために、荷重とピンホルダーの速度の両方が調整可能です。
真鍮ピンの標準試験荷重は250g~1,000g(付属のウェイトディスクで250g単位)まで変化させることができます。 オプションのウエイトディスクを使用すれば、最大荷重2,500gまで可能です。
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