5シリーズMSOロー・プロファイル・オシロスコープは、きわめて高いチャンネル密度が求められるアプリケーションに、新たな性能基準を確立する製品です。12ビットのアナログ-デジタル・コンバータを備えたこの高速デジタイザは、高さがわずか3.5インチ(2U)とコンパクトでありながら、8つの入力チャンネル(+AUX Trig)を提供します。
ラックを追加しなくても拡張が可能な計測器
オシロスコープを置き換えるだけで、ラック・スペースはそのままで6倍のチャンネル数になります。 5シリーズMSO LPは、8つのチャンネルに加えて、補助入力トリガも備えた省スペースな2U計測器で、チャンネルあたりのコストも抑えられます。 8つある各FlexChannel™入力は、アナログ・チャンネル(×1)またはデジタル・チャンネル(×8)のどちらにも使用できます。
忠実度に優れた取込みと高品質のデータ
1GHzのアナログ帯域、6.25GS/sのサンプル・レート(全チャンネル)、125Mポイントのレコード長を実現した5シリーズMSOロー・プロファイルは、波形データの正確な取込みに必要な性能と優れたシグナル・インテグリティを提供します。
詳細な信号解析が可能な12ビットの垂直分解能と7.6ビット(1GHz)の有効ビット数(ENOB)
12ビットのA/Dコンバータにより、従来の8ビットADCの16倍という優れた垂直軸分解能を実現しています。 大きな信号に乗った小さな信号であっても細部まで見逃しません。
複数の高速デジタイザの同期
2台のリモート・デジタイザを1台の仮想計測器にします。これまで以上に多くのチャンネルで、検出、サーチ、解析を行うことができます。
すべてのチャンネルを同時に表示
チャンネルの再配置またはグループ化
無制限の自動測定
簡単なEthernetアクセス
設計から製造試験への円滑な移行
設計で開発したソフトウェアやテスト・ルーチンを製造でそのまま活用できるため、無駄な作業が解消されます。15.6型のHDディスプレイとピンチ‐スワイプ‐ズーム操作に対応したタッチスクリーンを装備した、ベンチトップ・タイプの5シリーズMSOを使用すれば、効率的に設計の検証を進めることができます。製造試験では、コンパクトなロー・プロファイル・タイプを使用することで、設計時とまったく同じテストを実施できます。5シリーズに内蔵されたコマンド・トランスレータにより、レガシ・コマンドにも応答できるため、コードを変更することなく旧型の機器を置き換えることができます。