2230Gシリーズ電源は、最大375Wのパワーを出力する性能を持ちながら、高さ2U、ハーフラック幅というコンパクトなサイズを実現した製品です。2230G-30-6型は2つのチャンネルから最大6A、2230G-60-3型は2つのチャンネルから最大60Vを供給できます。調整可能な独立した絶縁チャンネルを備えており、1台の電源だけで、2台のデバイスを単独にテストすることも、あるいは複数電圧デバイスをテストすることもできます。30Vのチャンネルを直列に接続することで、電圧を最大60Vに増加できます。または、2230G-30-6型を使用すれば、3つのチャンネルを並列に接続することで15Aの電流を出力できます。
独立絶縁出力による優れた柔軟性
2230Gシリーズ電源は、相互に光学方式またはトランス方式で絶縁されており、それぞれ異なる基準ポイントを持つ回路に電力を供給できます。チャンネルが絶縁されているため、絶縁回路に電源を供給する際にも別に電源を用意する必要がありません。さらに、各チャンネルは個別に制御が可能で、いつでもオン/オフを切り替えられます。独立したチャンネルを個別に制御できるため、回路のノイズを抑えることができます。
リモート・センシングによる優れた出力確度の実現
2230Gシリーズのチャンネルは、0.03%の基本電圧確度と1mVの設定/測定分解能を備えており、プログラムされた出力が正確に出力端子に適用されます。さらに、各チャンネルでリモート・センス・リードを使用することで、テスト・リードの抵抗による電圧低下の補正や解消が可能であり、プログラムされた電圧が確実に負荷に適用されます。
便利な自動テスト
USB、GPIB、RS-232インタフェースを使用して、2230Gシリーズ電源の動作をPCから完全に制御できます。LabViewドライバやIVIドライバにも対応しており、機器制御、データ・ロギング、解析などに活用していただけます。これらのドライバやMatLabなどのソフトウェア・パッケージを使用することで、2230Gシリーズ電源を半自動/全自動テスト・システムの一部として制御することができます。