WA2000は、802.11abgn Wi-FiとBLE4.2 Bluetooth Low Energyの接続を、互換性のあるプログラマブルなTibboデバイスに追加します。このモジュールは、Tibbo社のWi-Fiアドオンモジュール「GA1000」のアップグレード版です。
WA2000は、Tibbo社のARMベースのプログラマブル製品に完全に対応しています。EM510、EM2000、EM2001、TPP2(G2)、TPP3(G2)に対応しています。
WA2000は、T1000ベースのプログラマブルTibbo製品でも部分的に動作します。これらの機器は、BLEインターフェースがサポートされていないため、WA2000のWi-Fiインターフェースにのみアクセスできます。対象となるデバイスはDS1101」、「DS1102」、「EM1000」、「EM1001」、「EM1206」、「TPP2」、「TPP3」。
WA2000の内部ファームウェアは、Tibbo BASIC/Cアプリから、またはOTA(Over-The-Air)でアップデートすることができます。OTAアップデートは、iOSのTibbo Updaterアプリから行います。1つのOTAアップデートファイルには、WA2000の内蔵CPUの新しいファームウェアだけでなく、ホスト機器(EM2000など)のTiOSやコンパイルされたTibbo BASIC/Cアプリが含まれていることがあります※。つまり、プログラマブルなTibboデバイス全体を、1つのファイルを使って無線でアップデートすることができるのです。
さらに、WA2000のBLEインターフェースを介して、互換性のあるTibboデバイスを設定するためのアプリも開発しました。L.U.I.S.(Loadable User Interface System)と名付けられたこのアプリは、HTML5形式のデータを利用して、Tibboデバイスから送られてくる設定ページをユーザーに提示します。また、L.U.I.S.のサポートをTibbo BASIC?Cアプリに追加する簡単なライブラリも用意されています。
WA2000は、SPIインターフェースを採用しており、制御に必要なI/Oラインはわずか5本です。WA2000」には、外部アンテナを取り付けるためのU.FLコネクターを備えた「WA2000U」と、チップアンテナを搭載した「WA2000C」の2種類があります。
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