芝浦機械は、食品加工や医薬品包装分野での高速ハンドリング用途に特化した高速スカラロボット「THP550」を開発した。
THP550はアーム長550mm、最大可搬質量2kg。主な特徴は、本体重量の軽量化と第2アームの低慣性化です。第1アームはアルミ無垢材を使用し剛性を高めているが、0.29/秒(1kg)という極めて高速なサイクルタイムを実現している。胴体構造の耐久性は、頻繁な加速・減速に顕著な耐性を持つ。
THP550は、イーサネット/USBポートを内蔵した専用コントローラTS3000Eを標準装備しています。このコントローラは、複数のロボットでビジョンシステムを共有する機能を備えているため、コンベアとビジョンの同期を簡単かつ安価に行うことができます。また、データ入出力のプログラミングなどのメンテナンスも容易です。
さらに、PLC機能を内蔵しているため、ロボットの動作やプログラムに関係なく、HMIやタッチスクリーンとの接続、I/O機器の制御が簡単に行えます。IP65やクリーンルーム仕様などのオプションもご用意しています。
製品の特徴と利点
高耐久モデル
最高速度での長時間連続運転
高精度プロセスで卓越した性能
24時間ハイサイクル運転でも疲労なし
軽量アームと低慣性の実現
0.3秒レベルの高速サイクルタイム、24時間連続運転で毎分120サイクルを実現
*1:水平300mm、垂直25mm、往復。有効負荷率を超えての連続運転はできません。
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