繊維強化複合材用単結晶ダイヤモンドエンドミル "DTFC"
航空機や自動車の部品に使用されることが多くなったCFRPですが、その加工にはバリ(繊維残渣)や剥離などの課題があります。特に、他の部品との接合部の最終仕上げを手作業で行っている場合もあり、より効率的で安定した加工が求められています。
単結晶ダイヤモンドエンドミルは、ダイヤモンドコートや超硬工具などの従来の工具に比べて刃先が非常に鋭く、バリや層間剥離を大幅に低減した仕上げ加工を実現します。
[工具の種類による適用可能な加工バリエーションの例】。]
(1)側面仕上げ用工具。成形品のトリミング後のバリやはく離の除去、寸法精度の向上。
(2)面取り工具。バリ・はく離の除去、意匠性・形状性の向上。
(3)平面・溝仕上げ工具。平面や溝などの形状を高品質に仕上げる。
(4)穴加工用工具接合部品の嵌め合い精度の向上など。
*CFRP(熱硬化性・熱可塑性)やアラミド繊維強化複合材の側面・平面の仕上げ加工や面取り加工に使用します。
*従来の仕上げ工具と比較して、バリや剥離を大幅に抑えることができるため、最終的な手作業が不要となり、加工時間やコストの削減につながります。
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