エアロゾル希釈器 DIL 550

エアロゾル希釈システムDIL550は、エアロゾルを正確に希釈し、特定の測定作業のために定義された粒子濃度を作り出すように設計されています。希釈システムDIL550の主な用途は、クリーンルーム試験用のテストエアロゾルの検証です。DIN EN ISO 14644-3では、検証用のテストエアロゾルを使用する際の適切な希釈システムの必要性が定義されています。VDI 2083規格では、クリーンルームや作業台の試験において、流入するエアロゾルの濃度を高めて測定を行うことが義務付けられています。言うまでもなく、希釈システムDIL 550は、層流ボックスや作業台の検証など、非常に多くのアプリケーションに対応しています。 VDI 3491-15規格に対応した応用原理では、指定された希釈率に従ってサンプルから粒子が除去され、粒度分布は変化しません。 メリット 操作条件が変化しても、再現性のある一定のエアロゾルの希釈が可能 実際の希釈率を連続的に制御・表示 初期設定では、パーティクルカウンターの吸気流量28.3 l/minでエアロゾルの希釈率は1:100となっています。 希釈率を高めるために、複数の希釈システムを簡単にカスケード接続可能 エアロゾルの垂直フローダクトにより、粗い粒子でも沈着を最小限に抑えることが可能 モバイル用に設計（補助加圧空気や追加排気が不要 長寿命で信頼性が高く、メンテナンスが最小限で済む 過圧および低圧モードでの正確な動作 ユーザー定義の要件（流量、希釈率）に合わせた変更が可能