モーター制御用Arm® Cortex®-M4マイクロコントローラのTXZ+TMファミリーアドバンスドクラス第一弾の発売について
東芝電子デバイス&ストレージ株式会社(以下、東芝)は、TXZ+TMファミリーのアドバンストクラスの第一弾として、モータ制御用のM4Kグループ12製品の量産を開始し、さらにM4Mグループ10製品の量産を2021年8月に開始します。M4K、M4Mともに、40nmプロセスで製造され、TXZ4A+シリーズに属するマイコンです。
これらの製品は、Arm Cortex-M4コアとFPUを採用し、最高160MHzで動作し、モーター制御回路A-PMD(Advanced-Programmable Motor Driver)、32ビットエンコーダーA-ENC(Advanced-Encoder)、ベクトルエンジンA-VE+(Advanced Vector Engine Plus)を内蔵しています。
高速・高分解能の12ビットアナログ/デジタルコンバータを最大3ユニット搭載することで、ACモータ、ブラシレスDCモータ、各種インバータの制御に適したソリューションを提供します。
M4Kグループのデバイスは、一般的な通信インターフェースとしてUART、SPI、I2Cを内蔵しており、M4MグループはさらにCAN通信インターフェースを備えています。両グループとも、ROM、RAM、ADC、クロックの自己診断機能を備えており、IEC60730 Class Bの機能安全認証を取得することができます。両グループとも、既存のTXZTMファミリーM4K(2)グループとの互換性を保ちながら、低消費電流と高機能を実現しています。
ドキュメント、使用例を示したサンプルソフトウェア、評価ボード、各周辺機器のインターフェースを制御するドライバーソフトウェアを部品出荷時に提供します。
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