1. ワイドレンジな液適量
CA4は、マルチドロップ方式により、液滴を6pl単位で最大90plまで、同一pixelに吐出することができます。
従来のバイナリ方式での印字と比較して、中間調領域での階調表現性に優れ、 淡色から濃色まで滑らかな、粒状感の少ない色表現を可能にします。
また、最大90plの大液滴を最小6pl単位で同一ピクセルにフレキシブルに印字することができ、 産業印刷における様々な用途での可能性が広がります。
2. 少ドロップ吐出時における高速駆動
CA4は、CA3とのユーザーインタフェースを保ちながら、1drop駆動時28.0KHz(当社比約2倍)という高速駆動を実現しました。
7drop駆動時(標準8階調)でも6.2KHz(当社比1.3倍)の速度を実現しています。 印字速度に換算すると、1drop駆動時(6pl,1200dpi印字)で約35m/min、7drop駆動時(42pl,300dpi印字)でも31m/minでの印字が可能になり、産業印刷分野に必要とされる 高生産性に対応したインクジェットヘッドをお客様に提供いたします。
※1 駆動周波数15KHz以上では、データ転送モードが異なります。
※2 CA3における1~6drop時の値は参考値です。
※3 上記は東芝テック社内評価結果です。駆動周波数は使用されるインクの特性により異なります。