1. 基本構造
インク供給ポートから入ったインクは、ヘッド最下部まで設けられたパイプを通して圧力室まで到達し、各ノズルへインクが充填されます。
吐出されなかったインクはヘッド中央部へ集まり、インク排出口に通ずるパイプを通り、ヘッド外部へと排出されます。
2. 圧力室構造
圧力室中央にノズルを配置することにより、両端を開放させ、圧力室内にインクを循環させます。
3. インク循環によるメリット
インクがノズル近傍まで循環することにより、ノズル近傍にインクが滞留しないため、インクの変質、沈降を防ぎ、高い吐出信頼性を実現します。
インク循環によるメリットを5点ご説明します。
(1)自己回復機能
印字抜けの要因には、気泡等が考えられますが、インク循環により気泡を除去し一度発生した印字抜けも瞬時に回復する“自己回復機能”を実現します。