DNx-PL-820は、ユーザープログラマブルFPGAボードです。このボードにより、FPGAプログラマは、DNxファミリおよびそのサポートするさまざまなプラットフォームにカスタムFPGA機能を追加することができます。
DNx-PL-820は、2枚のボード、ベース/ドーターカード製品です。下側のボード(DNR RACKの左側)にはCyclone II FPGAが搭載され、上側のボード(RACKの右側)にはMAX 10 FPGAが搭載されています。Cycloneボードは、DNxbusとMAX 10 FPGAチップの間のインターフェイスとしてのみ使用されます。MAX 10チップは、組み込み型Nios IIプロセッサを含む一般的なAltera開発ツールを使用して、ユーザが完全にプログラム可能です。
MAX 10ボードは、ユーザが開発したFPGAアプリケーションをボード上にインストールし、実行することができます。MAX 10 FPGAから104本のGPIOピンが出力され、ユーザーI/Oへの接続が可能です。CycloneボードのI/Oコネクタには51ビットが、MAX 10ボードのコネクタには53ビットが用意されています。
MAX 10は、カスタムFPGAのターゲットとして理想的な、ユニークで強力なさまざまな機能を備えています。これらの機能には、CubeやRACKtangleが起動プロセスを完了したかどうかに関係なく、MAX 10アプリケーションを直ちに実行開始できる独自のインスタントオン機能が含まれています。MAX 10は、ユーザーおよびデュアル・コンフィギュレーションFLASH、DSPブロック、Nios IIエンベデッド・プロセッサ機能もサポートしています。
MAX 10チップは、I/Oコネクタから取り出されるJTAGインターフェース、またはUEIが提供するユーティリティによってDNAバックプレーン(viathe Cycloneチップ)からプログラムすることができます。また、JTAGインターフェースは、セキュリティ上必要な場合には、基板上のジャンパーで無効化することができます。
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