T3610は、超高速フレームレートと性能をコンパクトなプラットフォームに凝縮し、同等の製品に比べ50%軽量化しました。BSI(Back Side Illuminated)センサー技術により、高速試験で頻繁に要求されるサブマイクロ秒の露光時間に対して最大限の感度を実現します。
Phantom T3610は、1Mpxの解像度(1280 x 800)で38,000fpsの撮影が可能です。この38Gpx/秒のスループットは、1280 x 32(標準モード)および640 x 64(ビニングモード)の両方で、フルレンジで875,000 fpsのトップフレームレートに維持されます。ビニングモードは、センサーの画素を2×2に合成することで、カメラのトップフレームレートの垂直解像度を向上させるものです。ビングドモードはモノクロカメラとカラーカメラの両方に搭載されていますが、カラーカメラで使用する場合は出力がモノラルに切り替わります。
T3610が提供するフレームレートは、燃焼、衝撃試験、スプレーダイナミクス、衝撃波の解析に求められています。また、高速露光によるブレの軽減や、高感度なイメージセンサーが有効な、超高速のアプリケーションにも最適です。T3610のカスタムBSIセンサーは、ネイティブISO40,000Dモノクロを実現し、補助光の少ない環境での撮影にも対応するなど、あらゆる面で高い性能を発揮します。
T3610は、様々なアプリケーションを可能にするプレミアム機能を搭載しています。
-EDR(エクストリームダイナミックレンジ)は、画像の飽和領域で露出を動的に調整することにより、弾道研究のためのフラッシュ緩和を実現します。
-プログラマブルI/Oは、DAQシステムや様々な計測センサーとのインターフェイスとなり、シネファイルのメタデータとして記録・閲覧することが可能です。
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