ベンチュリ真空ポンプ MULTIJECTOR® series

潤滑多段ステンレススチール製

エアー駆動式真空ポンプの一般的な利点は、小型、軽量、シンプルな設計、および簡単な制御と任意の設置位置での摩耗のないメンテナンスフリーな運転であることがよく知られています。また、熱やオイルミストの発生がなく、静かな運転が可能なため、作業がしやすくなっています。 しかし、大きな吸気量で圧縮空気を惜しみなく使うエジェクターはどうすればいいでしょうか？従来のエジェクターは、一次ノズル（インジェクター）、二次ノズル（ディフューザー）、ジェットチャンバー（その間の隙間）で構成されています。圧縮された空気は一次ノズルから噴射され、膨張、加速して圧力が低下し、二次ノズルへ向かう途中で周囲の空気を捕らえ、混合し、最終的に二次ノズルからベンチュリーの外へ出て行きます。 MULTIJECTOR®には、1次ノズルと2次ノズルの間に追加ノズルを配置する追加ノズルシステムが搭載されています。各ベンチュリーステージの吸引空気と最初のノズルの圧縮空気は、空気を消費することなく次のステージのガスジェットとして機能します。これらの追加ベンチュリーステージは、1段目の高真空には達しませんが、より大きなジェットチャンバーにより、さらに高い吸引量を生み出します。それでも真空ポンプが第1ベンチュリーステージの高真空に到達するのは、フラップバルブが特定のベンチュリーステージと集合真空チャンバー間の圧力バランスを保つために自動的に閉じるからです。 VOLKMANN（フォルクマン）のマルチジェクター真空ポンプは、特殊なノズル形状と空気力学の特殊設計により、独自の効率を実現しています。通常の1段式エジェクターの伝達比が1～0.7に対し、VOLKMANN（フォルクマン）の最新のマルチジェクターは1：6まで達成し、空気を節約できます。