VSR PRIMARY SBR-10は、中規模の再製造業者やOEMメーカーを含む、エントリーレベルのターボチャージャー修理工場向けに設計された振動選別装置です。
本機の目的は、ローターの回転数を上げることで、乗用車や軽量カートリッジに特化した振動を測定することです。また、ターボチャージャーのオイル漏れをチェックすることもできます。
SBR-10では、最高使用回転数が250,000rpmに達するものもありました。しかし、50,000rpmを超えると、ターボチャージャーは「フレキシブルタイプ」のローターと同じような動きをするようになります。これは、ターボチャージャーの動作を妨げる不要な振動レベルを得ることにつながります。
SBR-10の主な仕事は、振動の強さと方向、またどの期間にどの周波数で発生したかを特定することです。この情報は計測システムで分析され、タービンのシャフトをバランスさせることが可能になります。
2つ目の課題は、バランス調整中にターボチャージャーの部品を損傷しないようにすることです。これに対応するために、機械には油圧システムが搭載されています。
これにより、ターボチャージャーの部品間の隙間に「オイルウェッジ」を作ることができ、部品が互いに接触するのを防ぎ、確実な保護を実現しています。
SBR-10は、テストやバランシングの際に、タービンが車内で作動しているときと同じ条件を発し、これにより、このユニットの修理品質を保証することができます。
バランスの取れたターボチャージャーは耐用年数が長いため、ターボチャージャーの返品率を下げ、お客様の評価を高めることができます。
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