大気中のSF6ガス濃度の監視(特に地下などの閉鎖空間用)
特徴
SF6ガスだけを計測し、湿度や揮発性有機ガス(VOC)などの影響は受けません。
迅速な応答時間
継続した測定
例えばDCSなどの上位システムへ4~20mA信号を出力することも可能です。
設定内容はパスワードにより保護されます。
製品説明
常時監視システム
モデルGA35は、例えば地下変電所などの閉鎖空間でのSF6ガス濃度の監視システムとして設計されております。
SF6ガスが自然の大気中に漏洩せず、一定空間内にとどまっているのであれば、誤使用や漏洩などで充填機器よりSF6ガスを逃がすことも発生することもあります。モデルGA35は、250m2までの部屋でご使用になれます。
SF6ガスは空気より約5倍の重さがあるため、下部に溜まりやすく、閉鎖空間特に地下空間においては、SF6の漏洩が窒息のリスクがあります。
GA35は、非分散型赤外線吸光センサにより、連続的に計測します。基本的には、GISやその他SF6ガスが充填されている機器など、SF6ガスが漏洩する可能性がある箇所に設置し計測を行います。
信頼できる警告
大気中にSF6ガスの漏洩が検出されましたら、大きな警告音を発して警告をします。SF6ガスは空気よりもはるかに大きな分子量であるため、サンプリングボックスは床付近に設置してください。
サンプリングボックスやホースに設置されているフィルターにより、サンプル流体中のゴミ異物が計測への悪影響を防ぎます。GA35は自動計測を行うために内蔵されたポンプで流量制御を行います。もしポンプの故障やサンプルラインの閉塞で流量が制御できなくなった場合には、警報を発して知らせます。