軟鋼やステンレス鋼の直径.236" (6mm)未満、またはアルミニウムの直径.472" (12mm)未満の穴あけに最適なダイのスタイル。ただし、このスタイルのダイを使用すると、スラグの引き抜きが発生することがあります。
ネガティブテーパー:
テーパーはわずか0.0005インチ(0.01mm)ですが、スラグがダイランドに押し込まれる際に、スラグを圧迫して保持するのに十分なため、スラグの引き抜きを防止するのに役立ちます。アルミニウムやプラスチックの打ち抜きには、スラグが詰まるため、ネガティブテーパーは推奨されません。
スラグハガー2®ダイ:
これは、スラグ引き抜き防止を保証する唯一の方法であり、打ち抜き速度が速いため、最新のパンチプレスでの使用を特に推奨します。現在のパンチプレスの高速化は、スラグ引き抜き問題を増大させています。パンチング速度が速くなると、パンチとスラグの間に真空状態が発生し、パンチが後退する際にスラグがダイから引き抜かれてしまいます。この問題を解決するため、ウィルソン・ツールはスラグハガー・ダイを開発しました。ウィルソン・ツールの革新技術であるスラグハガー・ダイは、ダイランド内側に特別に設計された「バンプ」を持ち、これがスラグを「抱き込み」、確実にダイ内に留まらせます。このスタイルのダイは、打ち抜く材料の種類と厚さに合わせて、注文ごとに個別に設計されます。スラグハガーダイには、スラグがダイ内で回転するのを防ぐという利点もあります。スラグが回転すると、シートがクランプから引き抜かれ、シートやツールに損傷を与える可能性があります。
スラグハガー2®ダイは、パンチサイズ+クリアランスでご注文ください。最小クリアランスは0.006インチです。
ネグ/ポジテーパー:
砂時計型のテーパー。ダイは、スラグが入るとわずかにネガティブになり、スラグが引き戻されるのを防ぐために狭くなり、その後ポジティブテーパーになります。
---