VPCLS2 は PROFIBUS-DP スレーブプロトコルのすべての通信と診断タスクを独立して処理します。マイクロコントローラやソフトウェアを追加する必要はありません。必要なタイマと監視機能は全てハードウェアに実装されています。VPCLS2 はエラーのないテレグラムを受信すると、要求された応答テレグラムを自動的に生成します。従って、この ASIC は、シンプルなデジタル PROFIBUS I/O デバイスのコスト効率の良いシングルチップ実現に最適です。
動作
PROFIBUS プロトコルは、profichip がこのタイプの PROFIBUS スレーブ・アプリケーション用に開発した特別な RISC プロセッサ・アーキテクチャである Microsequencer によって処理されます。マイクロシーケンサは入力されるテレグラムが正しいか、妥当かどうかをチェックし、バスのタイミングの正確さを監視し、PROFIBUS標準に従って応答テレグラムを自動的に生成します。
通信機能
ボーレート-ジェネレータは、9.6 kbit/s から 12 Mbit/s までの PROFIBUS 伝送速度に必要な内部クロックを提供します。
VPCLS2は外部48MHz水晶発振器からのクロック入力が必要です。LSPM2 の 24 MHz クロック供給と転送レートの低下はサポートされていません。I/Oインターフェースは、4つの8ビットデータポートと1つの8ビット診断入力ポートで構成されます。各データ・ポートは、入力ポートまたは出力ポートとして設定できます。2つのデータ・ポートは、追加の診断入力ポートとして構成できます。ポートの方向と機能は、5つのコンフィギュレーション・ピンで選択します。
アプリケーション
PROFIBUS ステーションアドレスと ID 番号は外部 EEPROM かシリアルシフトレジスタに保存されます。
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