GX10/GX20 は、測定データをリアルタイムにタッチパネルに表示し、SDメモリカードにデータを保存することができるSMARTDAC+シリーズのペーパレスレコーダ(記録計)です。
フリック、ピンチイン、ピンチアウトによる直感的な操作が可能で、測定・記録中、過去のトレンドをシームレスに表示可能です。
また、イーサネットインタフェースの標準装備により、Eメールによる各種通知、Webブラウザによるリモートモニタ、FTP によるファイル転送などのネットワーク機能を使用することができる、使いやすく、高機能・拡張性の高いペーパレスレコーダです。
さらにAIを搭載することで、設備や製品品質の異常の予兆検知を実現しました。事前に異常を検知することで、予兆保全を行うことができ、効率的な運用・生産を可能にします。
基本性能
最大450チャンネル入力
豊富な入出力に対応 (直流電圧、熱電対、測温抵抗体、接点、4線式RTDなど)
安心のセキュリティ対策
AIによる予兆監視と未来描画で、人には解決しにくい事象をサポート
より使いやすく、より便利に New!
設備・品質らくらく予兆検知(オプション):
過去のデータから予兆検知モデルを作成し、現場に予兆検知システムを簡単に導入できます。
未来ペン:
ちょっと先の未来の予測波形を描画することで、起こりうる事象を事前にお知らせします。
熱処理アプリケーション向けAMS2750/Nadcap、自動車産業IATF16949/CQI-9に対応(オプション)
熱処理対応として、入力値補正設定などを定期的に実施するためのスケジュール管理が可能です。
自動車産業の主要企業が採用する熱処理規格 CQI-9に対応しています。
関連ソリューション:
920MHz無線通信(子機)機能を搭載した製品から、無線で簡単にデータ収集・記録が可能 (GX20)
技術資料ダウンロード:
アナログ測定に関して質問の多い内容を【基本編】【応用編】【ノイズ対策編】にまとめました
AIを活用した、設備・品質 らくらく予兆検知
人では検知しにくいプロセスや設備の異常の予兆を捉える ヘルスモニタ機能
過去のOK/NGデータから簡単に予兆検知モデルを作成し、その予兆検知モデルをペーパレスレコーダGXにロードするだけで、 製造設備や製品の異常予兆を早期に検知することができます。また、正常と異常の度合いを示すヘルススコアは複数データの相関を見て判定を行うため、人では検知しにくい異常の予兆を捉えることができます。
対象チャネル数:20チャンネル
対象チャネル:入出力チャネル、演算チャネル、通信チャネル
予兆検知モデル作成のために使用できるファイル:
[自社製品] SMARTDAC+、 DXAdvanced
[他社製品] KEYENCE : TR-W1000とTR-W500 (csvファイル)、CHINO: KR2000とKR3000 (csvファイル)、EUROTHERM: 6100Aと6180A (csvファイル)