digitalYEWFLO シリーズ渦流量計は、全世界で 45 万台以上の販売実績をもつ YEWFLO シリーズに、当社独自のデジタル信号処理技術 SSP(Spectral Signal Processing)*を搭載することにより、長期信頼性と耐久性に加えて、より高度な安定性・高精度を実現した渦流量計です。
流れの中に柱状物体(渦発生体)を挿入すると、その表面から境界層が剥離して後方の流れに「カルマン渦列」と呼ばれる渦が交互に発生します。この渦列の発生周波数を計測することにより流速または流量を測定します。
*:SSP は、当社独自のデジタル信号処理の略号です
digitalYEWFLO 渦流量計 標準形は、液体、気体、蒸気の流量測定が可能です。
可動部のないシンプルで堅牢な構造で、高い信頼性と耐久性を実現し、幅広いアプリケーションに対応します。
液体・気体・蒸気の流量を測定できます。
接続箇所が上流・下流の 2 か所だけのため、配管への設置が簡単です。
出力信号は周波数であり、流量ゼロの時は周波数ゼロを出力します。そのため、ゼロ点調整は不要です。
当社独自の信号処理技術
従来機では、配管振動のノイズ除去のために、条件ごとの調整が必要な場合がありましたが、digitalYEWFLO 渦流量計は SSP により耐振動性能が向上し、診断機能も搭載しました。
SSP は、渦発生体から検出した信号を周波数解析して、帯域ごとに分割し、ノイズを除去した正しい渦信号のみを透過させる最適なバンドバスフィルタを自動的に選択します。渦信号に振動ノイズが含まれていても渦信号のみを出力するため常に安定した測定ができます。
digitalYEWFLO 渦流量計 レデューサ形は、渦流量計本体とレデューサ(縮小管・拡大管)が鋳物一体構造になった渦流量計です。
蒸気の供給ラインを代表とする、季節により流量変動が大きいラインなどに適します。
レデューサと渦流量計が一体となっているため、レデューサと直管長確保用の短管を用意する必要がありません。
これにより、設置作業の簡易化やコスト低減を図れるだけでなく、接続箇所の削減から安全性が高まります。