コニカミノルタ製3D-LiDAR(レーザーレーダー)
概要
本レーザーレーダーは、TOF(Time Of Flight)方式のレーザーレーダーで、垂直方向に最大24レイヤー、水平画角最大120°の広範囲のスキャンが可能です。夜間でも街灯などの明かりに影響されず、人と地形・構造物などの物体を区別しながら、人や物体をリアルタイムに検知・観測することが可能です。
また、隙間の無いセンシングが可能で従来のLiDARよりも高密度な情報を取得でき、従来センシングが出来なかったような細い線や小さい形状の認識にもご活用いただけます。
また、自律走行を実現するためには夜間でもヘッドライトや街灯などの外乱光の影響をなるべく受けずに、自動車や人の動きを正しく検知することが求められます。コニカミノルタの3Dレーザーレーダーは照射した光線が同じ軌道(軸)を通って戻る高い精度の同軸光学系の技術を採用することで、太陽やヘッドライトなどの外乱光を極力排除し、日中の屋外用途でも下記のイメージのように精度の高い計測が行えます。
また戻ってくる光の強度の測定により、道路の白線とアスファルトといった対象物の区別することも可能です。
リアルタイム検知と組み合わせることで、建機や物流搬送機、移動ロボットなど様々な環境認識センサーとしての可能性があります。
開発環境としては、3Dレーザーレーダーによる測定データの解析を進めていくため、SDK(Software Development Kit)を提供し、用途毎に容易かつ短期間導入ができるような環境を提供しております。
自動運転やADAS(高度運転支援技術)、ロボットなどのような自律移動車両の開発においては、自車の位置の特定と、周囲に存在する他の車両や歩行者、障害物等の検出が必要です。
本レーザーレーダーはリアルタイムで高精細な三次元情報の取得が可能で、自動運転/高度運転支援システムの開発や、建機・物流搬送機器・移動ロボットなど、様々なフィールドにおける環境認識センサとしてご利用いただけます。
特徴
・垂直方向に最大24レイヤー、水平画角最大120度の広範囲スキャンが可能
・上記画角とリアルタイムを両立し、高精細な三次元情報の取得が可能
・測定距離最大 車両:100m以上、人:50m以上
・外乱光に強い
・隙間の無い画素配置を実現