溶媒用エバポレーター

... 製品の特徴・解説 食品、果汁、医薬品など、この種の装置で蒸発させるのに適している多くの材料の濃縮において、落下薄膜蒸発器は明確な操作上の利点を提供します。 当社の落下薄膜蒸発器は、他のタイプとは異なる新しい動作原理を利用している点が特徴です。希薄な液体はチューブの上部に供給され、蒸発が起こるにつれて下方に流れます。 液体は、垂直な加熱管の上部に流れるように制御される独自の機能によって、管への液体の均一な分配が保証されています。液体はチューブの縁を流れ、内面を薄く均一な膜で流れます。蒸気は液体と同じ方向に流れ、下降するにつれて蒸気が加わって速度を増し、液体と蒸気の両方が高速になります。 ...

... 主要コンポーネントと動作原理 落下式フィルム蒸発器の主な構成部品は以下の通りである： 加熱管またはプレート：液膜が形成され蒸発する際の表面となる。 分配器：加熱面に液体を均一に分配する。 ベーパーセパレーター：濃縮された液体から蒸気を分離する。 コンデンサー(凝縮器)蒸気を凝縮して液体にし、回収またはさらに処理する。 作動原理は、蒸発器の上部に液体を供給し、加熱面に均等に分配する。液体が流下すると薄い膜が形成され、チューブやプレート内の蒸気や温水によって加熱される。これにより溶媒が蒸発し、より濃縮された溶液が残る。その後、蒸気は分離され、凝縮されて回収される。 落下式エバポレーターの用途 落下式エバポレーターは、以下のような様々な産業で様々な用途に使用されています： 食品と飲料食品・飲料：果汁、牛乳、その他乳製品の濃縮、風味と栄養成分の保持。 化学薬液の濃縮、溶剤の除去、貴重な化合物の回収。 医薬品医薬品有効成分（API）やその他の熱に弱い化合物の濃縮。 環境：廃水の処理、廃水からの有価物の回収 再生可能エネルギーバイオ燃料やその他の再生可能エネルギー源の濃縮 薄膜蒸発器の利点 高効率,低温,省エネルギー,柔軟性,拡張性 ...

... Biotage® V-10 Touchは、水系溶媒と有機溶媒の両方に溶解したサンプルを迅速に乾燥します。精製によるHPLCフラクション、合成による高沸点溶媒を容易に蒸発させ、精製前のドライロードを容易にするシリカへのドライダウン技術を備えています。 V-10 Touchは、液体-液体抽出ステップを取り除き、NMPやDMFのような溶媒の使用を可能にすることで、有機化学のワークフローに劇的な影響を与える唯一のラボ用エバポレーターです。これにより、サンプルの溶解度が向上し、合成ステップでの溶媒選択の幅が広がるため、合成効率が向上します。 ペプチドを合成する際、V-10 ...

... 自動溶剤蒸発システム TurboVap® LVは、歴史あるTurboVap製品ラインの強固な基盤の上に、顧客主導の新機能を多数組み込んだ溶剤蒸発用の第2世代製品です。TurboVapブランドの代名詞である高効率の特許取得済みガスボルテックス剪断技術を引き続き採用しています。 最大48サンプルの蒸発が可能で、各列で独立した流量制御が可能。24または48ポジションモードで使用可能。外径10～32mm、長さ32～165mmのチューブに対応。 新しいTurboVap®は、交換可能なアクセサリーを備えた共通のシャーシを中心に設計されているため、ユーザーは幅広いサンプルサイズとアプリケーションに対応する構成をすばやく切り替えることができます。 柔軟なラックシステム TurboVap ...

... 新しいTurboVap® IIは、溶媒蒸発のマーケットリーダーとなった信頼性と性能の強固な基盤の上に構築されています。この装置では、50 mLまたは200 mLのガラス器具で、エンドポイント検出の有無にかかわらず、最大6サンプルを並行して蒸発させることができます。現代的な設計には、使いやすさと機能拡張のために、お客様主導の新機能が多数組み込まれています。TurboVap IIは、TurboVapブランドの代名詞である高効率の特許取得済みガスボルテックスシェアリング技術を引き続き採用しています。 新しいTurboVap®は、交換可能なアクセサリーを備えた共通のシャーシを中心に設計されているため、ユーザーは幅広いサンプルサイズと用途に応じた構成を迅速に切り替えることができます。 自動エンドポイント検出 TurboVap ...

弊社ではルーワ型・コントロ型（含むザンバイ型）及びスミス型薄膜蒸発機で50年以上の実績がございます。これら薄膜蒸発機には異なる型式のローター（撹拌翼）が本体縦型（テーパ有・無）又は横型に組み込まれており、蒸発物はカウンターカレント・コカレントのいずれかで処理が可能です。従って、弊社薄膜蒸発機群はあらゆる蒸発工程に広く対応しております。 薄膜形成：供給口から供給された製品はローター上部に取り付けられた分散リングによって、円筒状あるいはコニカル状の蒸発機本体加熱面上部に均一に分散されます。分散された製品はローター先端により加熱面に押し付けられ、均一な製品薄膜を形成します。製品薄膜の厚みは機種・機器サイズにより最小0.5㎜から最大4㎜となります。 高乱流渦：薄膜蒸発機加熱面では、概念上、ローター翼先端と加熱面の間に高乱流の渦（船首波）が形成されます。この渦が高粘度製品においても高い熱・物質移動をもたらします。さらに、この渦はスケール形成や熱敏感性製品の過熱を妨げます。 液膜：ローター翼は遠心力により加熱面で高い蒸発量を保つため、内部蒸発による液膜の破損を避け、安定した製品液膜を常に形成します。これにより、液膜内で発生する蒸発を阻害する要因を取り除いております。従いまして、薄膜蒸発機は原理的にも、高い蒸発能力を達成することが可能です。